みなさん、おはようございます。
奈良市を中心にケアマネジャー・産業ケアマネをしています
山﨑です。
今日は介護者を支える必要性に関して伝えたいと思います。
実は、ケアマネ界隈でシャドーワークという言葉が流行っています。
本来のケアマネの仕事ではない業務となりますが、介護現場にいると「ケアマネジャーにそこまで求めるのか?」という声を聞くことがありますし、私自身もこれはケアマネの仕事ではないと感じることを依頼されることがあります。
ケアマネジャーは、利用者本人のケアプランを作成し、適切な介護サービスなどにつなげる役割を担っています。しかし、現実には「何でもかんでもケアマネに相談しよう」という状況に直面することも少なくありません。
近年、国でも「シャドーワーク(見えない仕事)」の負担について議論が進められています。ケアマネの業務には、制度上は明文化されていないが、実際には対応せざるを得ない業務が多く含まれています。
また、両立支援の必要性や介護者への支援も大切だよと発信していると、ケアマネジャーから「介護者への支援」までしないといけないの?と言われることがあります。
私はシャドーワークについて見直すことには多いに賛成です。しかし介護者への支援は残すべきものだと考えています。
迫りくる大介護時代 ― 家族支援の必要性
これから日本は本格的な「大介護時代」を迎えます。高齢者の数は増え続ける一方で、介護を担う人材は確実に減少しています。
- 介護従事者の不足
- 核家族化の進行
- 単身世帯の増加
こうした状況が重なることで、家族が担う介護の負担はますます大きくなります。特に、要介護者を支える家族の負担が過剰になれば、共倒れのリスクも高まります。
そんな中、ケアマネジャーは「生活の支援者」として、家族の状況を考慮したケアマネジメントを求められる時代に突入しています。
なぜなら、介護保険サービスだけでは支えきれない現実がすぐそこまで来ているからです。
介護保険外サービスの活用 ― 経済産業省の提言
この問題に対して、経済産業省は介護保険外サービスの活用を提言 しています。介護保険サービスだけではカバーしきれないニーズに対応するため、民間のサービスや地域の支援を積極的に取り入れることが求められています。
例えば、
- 家事代行サービス(掃除・洗濯・料理など)
- 配食サービス
- 移動支援(買い物や通院の付き添い)
- 見守りサービス(定期的な訪問やオンラインモニタリング)
これらは介護保険適用外のサービスですが、家族や要介護者にとって重要な支援となります。
ケアマネジャーがすべての業務を抱え込むのではなく、こうした介護保険外サービスの情報を提供し、活用を促すことも、新しい時代のケアマネジメントの在り方ではないでしょうか。
家族支援をケアマネ業務に組み込むべき理由
介護保険制度が整備されてから20年以上が経過しましたが、制度だけでは解決できない問題も増えてきました。
例えば、
- 介護者の心身の負担
- 介護離職の増加
- 認知症ケアにおける家族の役割の増大
こうした問題に対処するには、単に「サービスを提供する」だけではなく、介護者(家族)への支援も重要 になってきます。
もちろん、ケアマネジャーの負担が過剰にならないよう、地域包括支援センターや自治体の支援を活用することも大切です。しかし、家族の支援を「ケアマネの仕事ではない」と切り捨てることは、結果として介護崩壊を招く可能性があるのです。
これからのケアマネに求められる視点
これからの時代、ケアマネジャーには「家族支援」の視点がより求められます。
- 家族の負担を軽減するための相談支援
- 介護保険外サービスの活用を促進する役割
- 家族とサービス提供者の橋渡し
これらを意識したケアマネジメントができるかどうかが、介護の持続可能性を左右すると言っても過言ではありません。
「家族のことまでは対応しきれない」と感じることもあるかもしれません。しかし、家族の支えがなければ、そもそも在宅介護は成り立ちません。
今後、介護保険サービスだけでなく、保険外サービスや地域資源を活用する視点が求められます。
大介護時代を迎えるこれからこそ、ケアマネジャーが果たすべき役割を見直し、利用者だけでなく、介護を支える家族にも目を向けた支援を考えていくことが必要なのではないでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、
今日も素敵な1日になりますように!