みなさん、おはようございます。
奈良市を中心にケアマネジャー・産業ケアマネをしています
山﨑です。
今日は認知症対応型通所介護について思うことを書きたいと思います。
地域にある認知症対応型のデイサービスが閉鎖を決断されました。
認知症当事者やご家族に寄り添い、きめ細やかなケアをされ、私自身も安心してご紹介できる施設の一つでした。
こうやって介護の選択肢が少なくなっていくんですね。
そもそもの支えての少ない地方にとっては替えの効かない貴重な貴重な地域の資源です。
日本の認知症の現状
日本の認知症の現状ですが、
- 認知症の人の数:2023年時点で、約700万人(65歳以上の5人に1人)が認知症と推定されています。
- 今後の予測:2025年には約730万人に増え、2040年には約1,000万人に達すると言われています。
出典:厚生労働省「認知症施策の総合的な推進について」(2023年)
このように、認知症の人は今後ますます増えると考えられていますが、支える施設が減ってしまうというのは介護難民(介護を受けたくても受けれない方)が増えてくるのではないでしょうか。
認知症対応型通所介護の役割
ケアマネジャーはご利用者やご家族の意向や望む生活をお聞きして介護サービスを提案します。
認知症対応型通所介護は、一般的なデイサービスと違い、認知症の症状に合わせた対応ができるスタッフがいるため、より個別性の高いケアが行えます。寄り添ったケアから定期利用に繋がり、生活リズムが整ったり、人との交流が増えたりするため、認知症の進行を遅らせる効果も期待できます。そんな認知症対応型通所介護が無くなってしまうと認知症に特化した個別ケアを提供できる選択肢が減り、本当に必要なサービスを紹介できなくなる恐れがあります。
一般的なデイサービスでは対応が難しいケースが増える
認知症の人の中には、落ち着きがなくなったり、急に怒りっぽくなったりする方もいます。こうした症状がある方は、一般のデイサービスでは対応が難しい場合もあり、受け入れを断られてしまうこともあります。施設が利用できなくなれば、家族が日中の介護をしなければならなくなります。ケアマネジャーとしても、「他に利用できる施設がない」となると、家族に過度な負担がかかる状況を防げなくなるのが現実です。
認知症の人が増える中で、デイサービスの閉鎖は、認知症の本人だけでなく、家族、ケアマネジャー、地域全体にとっても大きな問題です。
特にケアマネジャーの立場から見ても、認知症の人に適したサービスを提案する選択肢が減ることは深刻な課題です。
しかし!
嘆いていても仕方ない!
介護を受ける人も、
介護をする人も、
介護に携わる方が少しでも安心して生活できるように、
日々、できることを続けていきたいと思います。
デイサービスの皆様、
最後の最後までお世話になります。
どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、
今日も素敵な1日となりますように。
参考資料
- 厚生労働省「認知症施策の総合的な推進について」(2023年)
- 内閣府「令和4年版 高齢社会白書」(2022年)
