みなさん、おはようございます。
奈良市を中心にケアマネジャー・産業ケアマネをしています。今日は今年度から携わっている自治会や自治連合会について書きたいと思います。
初めて見えた、地域の素顔
「自治会・自治連合会デー」に参加し、防災・防犯部会として地域の皆さんと動いた一日。
これまで私自身、公園の清掃など限られた関わりしかなかったのですが、今回初めて見えてきたものがありました。
顔を合わせ、声をかけ合い、同じ目的に向かって動く――。
その小さな積み重ねが、地域という“見えないセーフティネット”をつくっているのだと、肌で実感しました。
ケアマネとして感じる「地域力」の価値
私は普段、ケアマネジャーとして高齢者やその家族と関わる仕事をしています。
介護保険制度やサービスだけでは支えきれない場面が多くある中で、地域のつながりがいかに大きな力を持っているか、日々実感しています。
「近所の方が声をかけてくれたから助かった」
「避難訓練に参加していたから、災害時に落ち着いて行動できた」
そんな声を聞くたびに、地域にある“関係性の資源”の大切さを思い知らされます。
でも、それだけでは語れない現実もある
一方で、今の自治会がすべての人にフィットしているかというと、正直なところ疑問もあります。
・加入率の低下
・役員の高齢化・固定化
・共働き世帯や子育て世代への負担
・「地域活動=時間をとられるもの」というイメージ
これらは多くの自治体・自治会で共通する悩みです。
実際に「自治会はもう時代遅れでは?」という声も聞きます。
自治会は「絶対」じゃなくていい
私自身、自治会が必ずしも「正解」だとは思っていません。
大事なのは、「どう支え合っていくか」という根本の問いだと思うのです。
形式にとらわれず、もっと柔軟に、もっとゆるやかに。
地域のつながり方は、時代や暮らしに合わせてアップデートしていけるはずです。
多様性の時代に合った、つながりのカタチへ
これからの地域づくりに必要なのは、一律の枠組みではなく「選択肢」です。
- 少人数でのゆるやかな集まり(防災カフェ、ママ会など)
- オンラインとオフラインを組み合わせた情報共有
- 忙しい人でも「できるときに、できること」を
そんな“参加のハードルが低い仕組み”を整えることが、地域の未来を支える第一歩になるのではないでしょうか。
最後に:関わってこそ、気づけることがある
私は今、第2副会長という立場で自治会に関わっています。
防災・防犯という役割の中で見えてきたのは、「地域に関わることが、自分自身を支えることにもなる」という事実でした。
「やらされ感」で関わるのではなく、「関わってみたい」と思える仕組みづくり。
その先にこそ、多様性を尊重し合える地域社会があると信じています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、
今日も素敵な1日になりますように!
