「いろいろな介護のカタチから考える介護者支援」に登壇しました
令和7年4月17日(木)、香芝市ケアマネジメント連絡会主催によるケアマネジャー向けセミナー
「いろいろな介護のカタチから考える介護者支援」がリアル開催され、講師として登壇させていただきました。
今回のセミナーでは、介護を取り巻くさまざまな状況を見つめながら、
「仕事と介護の両立支援」 に焦点を当て、制度の解説とともに、現場で活かせる実践的な視点をお伝えしました。

セミナーの主な内容
仕事と介護の両立支援に関する国の動向や最新の施策紹介
介護者が抱える身体的・精神的負担の整理と再確認
複数の視点から考える事例をもとにしたグループワーク
「介護者支援」と「仕事と介護の両立支援」の違いとアプローチの整理
無理のない介護者支援の視点とは?
現役のケアマネジャーとして日々感じているのは、
「支援者自身が抱え込みすぎないこと」の大切さです。
今回は、「ケアマネジャーにすべてを背負わせない」「無理のない範囲でできる支援こそが継続につながる」
という視点を軸に、“支える側の健やかさ”も大切にした支援の極意を共有させていただきました。
制度や理想だけでなく、現場で本当に実践できるリアルな工夫や声かけなど、
日々の支援に役立つ“ちょっとしたヒント”も織り交ぜながら、参加者の皆さんと一緒に考える時間となりました。
ケアマネジャーの理解が、両立支援のカギになる
「仕事と介護の両立支援」は、企業や家族だけの課題ではなく、
私たちケアマネジャーが支援の中でどう関わるかが、社会全体の理解と実践を広げる大きな一歩になります。
介護者の中には、働きながら支えることに悩み、制度や選択肢を知らない方も少なくありません。
だからこそ、ケアマネジャー自身がこのテーマを正しく理解し、必要な情報や制度につなげていくことが求められています。
「両立支援」は、特別な何かをすることではなく、日々の支援の中に少しずつ組み込むことが可能です。
その第一歩として、今回のような学びの場が、現場に新しい視点をもたらすきっかけとなれば嬉しく思います。
今後も、ケアマネジャーの皆さまが安心して実践できるような、
実用的で温かみのあるセミナーをお届けしてまいります。
