みなさん、こんにちは。
奈良市でケアマネジャー・産業ケアマネをしている山﨑です。
8月に入り、暑さも本格的になってきましたね。
高齢の方や持病がある方にとって、夏はちょっとしたことで体調を崩しやすい季節。
今日は、この時期にチェックしておきたい「夏のリスク」を、現場のエピソードも交えてお話しします。
夏に多い4つのリスクと工夫
1.脱水・熱中症
高齢の方は「喉が渇いた」と感じにくく、水分補給が後回しになりがちです。
先日、訪問した利用者さんのお宅で「水は冷蔵庫の奥にしかない」と聞きました。結局、面倒であまり飲んでいなかったそうです。
そこで、ポットに麦茶を入れてテーブルに置くように提案。翌週には「すぐ飲めるから楽になった」と笑顔で話してくれました。
2.食欲ダウンと栄養不足
暑さで食欲が落ちると、体力もガクッと下がります。
ある利用者さんは、そうめんだけの日が続いて体重が減少。そこで、冷ややっこや卵焼き、魚の缶詰など、手軽で栄養がある食材を加えるように提案しました。
「卵焼きなら作れるし、缶詰は開けるだけやから楽やわ」と言ってくれ、少しずつ元気が戻りました。
3.薬の飲み忘れ
涼しい部屋でのんびりしているうちに、うっかり薬を忘れることもあります。
先月、利用者さんが「最近調子が悪い」と言うので調べたら、血圧の薬を数日飲み忘れていました。
薬カレンダーとスマホのアラームを組み合わせてみたら、「音が鳴ると習慣になる」と効果あり。今は安定しています。
4.冷房の冷えすぎ
気づかないうちに体が冷えて、関節痛やだるさが出ることもあります。
あるお宅では、外が猛暑なのでエアコンを20℃設定にしていました。その結果、腰痛が悪化。
室温を28℃前後に設定し、扇風機で空気を回すようにしたら、「前より体が楽」とのこと。冷やしすぎも注意ですね。
お盆は体調チェックのチャンス
お盆は家族が集まる時期。
この機会に、生活や体調の変化をみんなで確認しておくと安心です。
小さな変化も見逃さず、夏を元気に乗り切りましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日もどうぞ、素敵な一日になりますように!
