みなさん、おはようございます。
奈良市を中心にケアマネジャー・産業ケアマネをしています
山﨑です。
「産業ケアマネって、どう動き出せばいいの?」
そんな問いに、温かく、力強く応えてくれる時間がありました。
8月6日(水)、産業ケアマネ道場にて、大阪支部長・岡田和子さんが師範としてご登壇。
自身の経験に基づいたリアルな実践と、その裏にある思いを丁寧に伝えてくださいました。

🔹 「産業ケアマネは社会課題に向き合う存在」
岡田さんの言葉には、説得力があります。
「産業ケアマネは、仕事と介護の両立に悩む人の“気づき”を早期に支え、企業と家庭の橋渡しができる存在です」
支援が必要なのは“介護が始まってから”ではなく、“その前”。
働きながら介護を担う人たちに対して、制度説明だけでなく「気づき」そのものを促す──
それこそが、産業ケアマネの最大の強みであり、役割であると改めて感じました。
🔹「自分の強み」を産業ケアマネとして活かすには?
「産業ケアマネとして、何をしたらいいか分からない…」
そんな悩みに対し、岡田さんは具体的なステップを提示してくださいました。
- Step1:名刺に“産業ケアマネ”と入れること
- Step2:SNSでの発信
- Step3:地域の集まりなど、身近なところで伝えること
小さなことに見えるかもしれません。
でも、それは確実に“誰かに届く一歩”であり、実践の始まりです。

🔹「弱い紐帯」のチカラ──情報は、意外なところから
グループワークでは、「発信」の意味について、社会学者マーク・グラノヴェッターの「弱い紐帯理論」に触れながら、深めていきました。
「親しい人(強い紐帯)」ではなく、「知人やSNSのつながり(弱い紐帯)」からこそ、新しいチャンスはやってくる
この考え方は、産業ケアマネの発信にも通じます。
“顔が見える距離”でなくても、発信することで、必要な人に情報が届く可能性が広がっていくのです。
🔹 明日から、何をしますか?
岡田師範の締めくくりの問いかけが、心に残りました。
「明日から、産業ケアマネとして何をしますか?」
- 名刺をつくってみる
- 発信してみる
- 近くの人に声をかけてみる
どれもすぐには結果が出るわけではないかもしれません。
でも、何もしなければ、何も始まりません。
🌱 あなた自身の人生も、大切に
「働き続けたい」と「家族を支えたい」──
その両方を諦めずにすむ社会にしていくために、私たち産業ケアマネがいます。
岡田師範、ありがとうございました。
そしてご参加された皆さん、おつかれさまでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日もどうぞ、素敵な一日になりますように!
